りつま〜のその後について
りっちゃん誕で、いつもに増してりつまおちゃんのこと考えることが多かったので脳内の妄想などを一気に吐き出すだけの時間
りつまおってやっぱ卒業しても仲良しでいるのかな？？？２人ともアイドルするのかな？？？卒業後の進路について絶対卒業までに何度か揉めると思います。それこそバンサンブルみたいに。
バンサンブル見てるとやっぱりお互いがお互いの特別でいたい気持ちが強いんだろうなあとひしひしと感じます。高校入るまではまーくんだけが部活やら生徒会やらのりっちゃん以外の友達作って、りっちゃんは大した交友関係もできなくて、まーくんばっかり俺を置いていくとか思ってた時期もあったと思うんですけど、でも最終的に絶対まーくんはりっちゃんの元に帰ってくるし、りっちゃんもそれをわかってるから何にも文句言わないし、みたいな。で、高校入って、お互いを取り巻く環境が大きく変わっていって。１年先にりっちゃんが入学して、Knightsに所属して、紅茶部に所属して、その他の繋がりも大切にしてて、まーくんも寂しかったと思う。だからこそのバンサンブルだったと思うし、それを機にお互いやっぱり相手が一番だね、ってなったと思うんです。全部ただの妄想やけど。
卒業後どうするの？って話になった時、お互いのことだけを考えてずっと進んできた今までとは違う選択肢を考えなければならなくなってきて、２人とも葛藤すると思う。喧嘩もすると思う。でも何やかんやでりつまおはどっちもアイドルしてると思うんですよね。大学通いながら。理想は芸能人枠でちょっといいとこの大学通ってほしいです、一緒に。で、テレビとかでも「幼馴染なんですよね〜」みたいなエピソードトークしてほしい。まーくんに寄ってくる女共はりっちゃんが牽制して潰してほしいし、まーくんはまーくんでりっちゃんの世話を優先して彼女に振られてほしいです。
話は変わりますが、りっちゃんが常々言う「まーくんは家族」がめちゃくちゃ気になってます。家族って、もう俺の嫁ってこと？？？
本音言うと、りつまおには「友達以上、恋人未満」みたいな関係をずっと続けていってほしい。それこそ、もはや家族みたいな。もうそれって推しカプの行き着く先でしょ？？？最高形態なんや………甘えて、甘やかして、ずっと一緒に生きてください……それだけでおばちゃんも生きられるから……
そうやって２人にしかわからない呪縛をお互いにかけてかけて生きていってね……
幼馴染にすぐおんぶ強請る男こと、朔間凛月さんお誕生日おめでとうございました！
なずなくんは最高の聖母受け！！！！
基本的に推しは受けにして幸せにさせてあげたいタイプなので、本命CPの他に推しが幸せになりそうなCPをいくつか探してしまうのですが、あんスでもその傾向が顕著に出てきています。
ま〜くんのお相手はりっちゃんしかいないと思ってるので、りつまお以外あんまりなんですけど（正直なところ、性行為がなければりつまおとまおりつも関係性は変わらないと思っているのでまおりつも読めないこともないと最近気付く）（性行為はどうしてもりつまおでお願いしたい）、なずなくんに関しては本命の薫くん以外に絡ませたい相手が複数いるのでその可能性と萌えポイントについてだらだら書きます。
そのいち：零なず
零なずって意外と絡み多かったりしますよね。零さんなずなくんのこと気にかけてくれてる節もあるし、からかって楽しんでる節もあるし、合宿ではリーダー会議みたいなん してましたしね。お互い、面倒見がいいからユニットのかわいい後輩たちをしっかり導いていて、良き友であることは間違いないと思います。
いかんせん、朔間零は夢ノ咲最強の攻め属性をお持ちの方じゃないですか。そりゃあ、夢ノ咲のホモピラミッド最下層にいるなずなくんともちろんくっつけて楽しみたくなるじゃないですか。まあ零さんには最強の嫁わんこがいるってこともわたしはわかっていますが、それとこれとは話が別ということで。
いやまじ、さくまれとにとなずながおセッセしたら最強に尊いじゃないですか。何故なら彼らの身長差は約20cmもあって、体格差が素敵な感じだからです。普段はなずなくんが「零ちん、ちゃんと起きりょ！寝るにゃ〜！」とか言って世話してるのに、ベッドの上では逆転してるんですよ！？！しかもなずなくんって快感にめちゃくちゃ弱い（私の中ではデフォ）し、零さんに色々教え込まれたら、あっという間に淫乱兎の出来上がり♡♡♡てな感じです。まあなずなくんもああ見えて計算高いので零さんのこと誘惑しちゃったりしちゃうんでしょうね。零なずはかわいい。
そのに：いずなず
最近いいなと思い始めたんですけど、意外と接点も多いし、引っ付けやすいし、めちゃくちゃかわいいって気付きました。まずあの瀬名泉がなずなくんのこと「なずにゃん」って呼んでるのヤバくないですか？？？何で？？？何でなずにゃんなの？？？怖い！！！
せないずさんってゆうくんゆうくん言ってますけど、何やかんやテニス部に顔出してるっぽいし、その度になずにゃんに嫌味言ってるいじめるし、絶対なずなくんのこと好きですよね？？？（盛大な勘違い）
今回のイベストもなんかびっくりの連続でしたごちそうさまでした。あのせないずさんにも年上ヅラしたがるなずなくんって最強じゃないですか？？？
こういう！！！こういうところ！！！なずなくんのこういうところがだめ！！！落ちる！！！
こう、何やかんやなずなくんって他人や周りのこと俯瞰して見られるタイプだから他己分析とかめちゃくちゃ上手なんじゃないかって思うんですよね。たぶんしばらく黙ってたせいだと思う。みんなのに〜ちゃんなんですよね、なずなくんは。そういうなずなくんに「チョ〜うざい！」とか言いながらも付き合ってあげるせないずさん最高彼氏。
個人的には「いつもゆうくんゆうくん言ってるから自分には気があるはずないと瀬名泉のアプローチ受け流してたけど、実はアンタのことが好きなの！気付いてなかったの？とか言われて、呆然とするなずなくん」みたいな図がいいです。せないずさん照れながらも恥ずかしい言葉とか言ってくれそうだし、それにめちゃくちゃ赤面して黙っちゃうなずなくんもそうだし、２人して黙っちゃって、でも手は繋いでるみたいなやつ最アンド高。
そのさん：零薫なず
はい性癖。二枚看板に愛される仁兎なずなの図。180cm近い男２人に好き勝手される160cmの男の図、最高じゃないですか？？？二枚看板サンドになるともう性的なことしか思いつかなくて性癖を暴露してしまうのであんまり多くは語りませんが、仁兎なずなさんの身体の心配は常にしています。かわいい…………
複数とか言っといて数人だったね………
わたし地雷はないんですけど、恋愛関係として見るには違和感があるCPっての結構あって、紅なずとかそうなんですよね。紅なずはズッ友でいてほしいです3Bの常識人………てか紅なずは3Bのお父さんとお母さんだからそういうことです。あと宗なずとかも恋愛関係って感じではないですどうしても昔の闇あった頃に監禁して飼われてたとかそういう方に転がしちゃう……それはそれで大好きですが！！！
あとは専ら、モブなずですね！！！モブなず最高じゃん！！！なずなくんってやっぱりあんすの中でもそういう対象にしやすいキャラだと思います！！！色んな意味で綺麗すぎず、汚すぎず。
とりあえず声を大にして言いたい。
仁兎なずなは最高の聖母受けだと。
追記
そう思うとやっぱり薫のママになれるのはなずなくんしかいてないと思うんで、薫なずは成立しますねHappy☆
千夜どころか万夜の夢かと
千夜読みました。ネタバレしかないです。
まず第一声が「ごめんね、薫ちん」ってなんなんですか？？？いきなりなずなくん出てきてクソびっくりしてるのに、その上めちゃくちゃ親しげですし、「え？？？？」って感じですやん？？？
この時点でのワイ「おしっこ漏れそう」
えっ！？薫くんなずなくんに優しくない！？なにこれ！？薫なずに夢持ってたけど公式が夢持してくれなかったからこんななずなくんに優しい薫くんとか想像してなかった………むりむりむり………
ほんとそれっすわ…ってことはなずなくんはそのこと知らなかったってことだし、そういうことについて２人で話したってことですよね？？？その前に話してるつてことですよね？？？死
キャラなんだ………ね…………
なずなくん普通の大学考えてるってことですよね？？？でもわざわざ薫くんにアイドルとかやらない感じ？って聞くあたり、なずなくんも迷ってるんかなあ……その後、薫くんは朔間さんと２人でやっていくこと決めるわけですが、なずなくんはどうするんかなあ。
こういうことも話せる仲ってことね………おばさん号泣
ってことは割とアホな羽風薫
こういう薫なず、支部で500回くらい見たことアルヨ………聖母なずな……まじ母親なってあげてヨ………
！？！！？？？！？
いや、もうこれ公式って言ってもいいのでは…？こういう薫なず50000回くらい（以下略）「なずなくんが、女の子だったら」何が良かったの！？なずなくんが女の子だったら何！？何する予定だったの！？まあ女の子じゃなくてもいいとわたしは思いますがね！？
いや、そこは取って食えよ！！！羽風！！！男見せろ！！！（おばさん心の声）
優しい………男に優しくするなんてげろげろの羽風薫なのに……仁兎なずなには優しいのは公式なんだ……これは妄想が捗る……死
ここで「メリットない」とか言っちゃう真面目な仁兎なずなのせいでこれ以上の発展は今のところ望めませんが、「おれ、男だぞ…？」って言いながらも優しくするメリットを問う辺り、「何故、薫が自分に優しくするのか」をわかってないってことですよね。少し疑ってる部分もあるってことですね。今後の展開に期待！！！！！
これ合宿踏まえてるんかなあ……合宿良かったんやろな……合宿では薫なず絡みなかったけど一応話してたりしてたんやろか………妄想が捗りますね………
まとめ
七夕から公式で対した絡みもなく、同じイベに出ても合宿に一緒に行っても絡みもなく、もはや妄想に近かった薫なずにこんな急展開が訪れるとは……夢にも思っていませんでした………なんなんあれ………怖い………仲良くて何よりやし、何なら恋愛関係に発展してもおかしくないレベル………今後にも期待………ありがとうひひひせんせい………
軽率に沼に嵌った件
今年の１月、軽率にあんスタ始めたら思ってた500倍沼って、その２週間後くらいにアイナナもついでに始めたら沼って、久しぶりに二次元にお金落としまくってる今日この頃です。
アイナナは音ゲーがダルくてちょいちょいしかやってなかったんやけど和泉三月というわたしの性癖ど真ん中「世話焼き苦労人系男子」が現れてアイナナ楽しいねうふふあははしてたわけです。でもふと気付く。和泉三月を幸せにできる「世話焼かれる系だらしないけどたまに見せる大人の余裕がキュンッときちゃう年上男性」がアイナナには存在しない。なのでアイナナホモは諦めてたのです。そしてわたしは腐女子のダメなところを発揮しまくり、「三月は一般男性と幸せになってる」という妄想に浸り続けました。しかし、やはりアイナナホモを諦められず、ある日更新分ストーリーを読んでいると、ラブゲのポーズ「龍壮………？？？なにこれ萌えるぞ…………？？？」と気付いてしまい、気付けば支部で検索をかけ、読み漁り、今に至る。龍壮はウブなのに一線越えるとエロいことばっかしてるのがかなりポイントです。オシャレなラブホで２人で一晩明かしてるんでしょうね。アイナナもあんスタもただの沼でした。
薫なずが尊すぎる件
薫なずには基本的にいちゃいちゃらぶらぶしてほしいんだけど付き合う前にちょっとした障壁が絶対あるんだと思うんだ……何てったってなずなくんあんなんだったんだからさ……むりむり……薫くんしかなずなくんのこと幸せにできないと思うの……昔のなずなくんのこと知ってるの薫くんだけなんだよ……？？？また３年生で恋に落ちてるに決まってるじゃん！？！はあ……薫なずに幸あれ……
個人的には羽風薫が身辺整理してる時にちょっと自分も捨てられちゃうんじゃないかなって不安になる仁兎なずなめっちゃかわいいなって……少女漫画……そう薫なずは少女漫画……薫ちんは自分の顔とか女っぽい見た目が好きなのかなって悩むんだね……はあかわいいね……薫なずはかわいい……
薫くんが求める母性を仁兎なずなは兼ね備えてるし、ほんと２人が付き合えば絶対幸せになれるんだよ……仁兎なずなと羽風薫はやくデートしてデート……幸せいっぱいデート……雑貨屋巡って海に行ってほしいから横浜か神戸がいいよ……美味しいイチゴのパンケーキを口いっぱいに頬張って笑顔を向けるなずなくんの口元についたクリーム指で拭って自分の口に運ぶ羽風薫のスパダリ感……羽風薫はスパダリかと見せかけて実はメンタル弱めだしなずなくんによしよしされてるのめっちゃかわいいからほんと……あんな女たらしのくせに……なずなくんと付き合って女遊びは止める系なの？？？もうむりしんどい……薫なずのこと考えたらしんどい……デートの写真はインスタに上げてね？？？「なずなくんと横浜デート中♡」って冗談のつもりがガチのデートでした〜♡ってやつさあ？？？それにめっちゃ笑顔でパンケーキ頬張ってる仁兎なずなの写真つけてさあ？？？投稿してよね？？？そういう外向けの写真とは別にふとした時に見せる表情をひとりこそっと写真に収めてるんやな？？？あ〜〜〜かわいいかわいい薫なずありがとう
セッセの時も薫なずは絶対かわいいんだ……初めての時に嬉しくてなずなくんが泣いちゃって、それ見て薫くんも泣くんだ……２人して泣いちゃう薫なずかわいいじゃん……むりむり
衣更真緒の長い１日
相変わらず生徒会の仕事で帰宅が遅くなり、風呂に入ってゆっくりしていたらいつの間にか日付が変わっていた。
明日（日付が変わったから今日か）が何日かなんて意識していなかったもんだから風呂上がりにスマホの画面を見てびっくりした。
明星スバル：サリー！誕生日おめでとう☆
遊木真：衣更くん誕生日おめでとう！いい１日にしてね！
氷鷹北斗：いさらおめでとう
「あー……もう16日か……？」
スバルの発言を境にTrickstarのメンバーが誕生日を祝うメッセージを送ってくれていた。夜更かし常習犯の真はともかく、北斗はいつもなら寝ている時間だ。漢字変換も出来ないほどの眠気の中、俺を祝うために待っててくれたのだろうか。
バスケ部のグループトークでは守沢部長と高峯、生徒会からは会長と姫宮が（副会長からは恐らく朝送られてくるだろう）そして仙石は可愛らしいカエルのスタンプ付きのメッセージをくれた。
少し遅れて2Bのグループトークにも誕生日を祝うメッセージが次々と送られてくる。きっときっかけは鳴上だろう。こういうイベントにマメなところは本当に尊敬する。晃牙、弓弦…とよく見るメンバーからひとしきりきたところで通知が止まった。
自分の誕生日を忘れるなんて流石にないと思っていたが、多忙と春休みに入って曜日感覚がなくなったことが原因だったらしい。本人は忘れていても周りは案外覚えてくれているもので、こうして祝いのメッセージをくれる。本当にありがたい。１つずつに返信をしたいところだが、時間も時間なので、各グループに一言ずつ返信をし、ほくほくとした気持ちのまま眠りについた。
３月１６日、朝。
目覚ましの音で目を覚ますと、就寝後に送られてきたのであろう数件のメッセージが表示されていた。（ちなみに副会長からは朝５時に送られてきていた）
朝から嬉しい気持ちになり、いつもより少し浮足立っていたが、ふと違和感を覚えた。
「ん…？そういや凛月から、来てない…？」
あの幼馴染のことだから他人の誕生日なんて忘れていてもおかしくない。しかしこういうところは変に律儀で、凛月は毎年日付が変わった瞬間にメッセージあるいは電話をくれていた。まあ凛月にも都合くらいあるからな〜と軽い気持ちで流し、学校へ行く準備をした。
食卓では家族に祝ってもらい、（妹からは20円のチョコレートを貰った）部活へ向かうため家を出た。午後からは生徒会の仕事が待っている。今日しなければならない作業を頭の中で巡らせながら学校へ向かった。
バスケ部で顔を合わせた面々は改めて祝いの言葉を口にしてくれた。スバルが用意してくれていたTrickstarのメンバーからだというプレゼントは俺が以前から欲しがっていたブランドのキーケースだった。あとで真と北斗にもきちんと連絡してお礼を言わなければ。久しぶりに少し浮かれた気分で練習を始めた。
練習後、昼食もそこそこに生徒会室へ急ぐ。「失礼します」と言いながら入室すると会長、副会長、姫宮、弓弦が一斉にこっちに顔を向け、また祝いの言葉を短いながらも口にしてくれる。１人ずつにお礼を言いながら自分の席に着き、仕事を始める。誕生日の今日くらいは早く帰れますように。
前日よりスムーズに作業が進んだにも関わらず、生徒会室を出た時間は前日より遅かった。自分の作業がスムーズに進んだ分、周りのことも気にかけて仕事したくなる悪い癖が遺憾なく発揮されたせいだ。１人、また１人と帰宅し、真っ暗になった校舎を１人で歩く。
この暗さには慣れっこだが、いつもはこの時間まで教室で寝ている凛月を迎えに行って一緒に下校するため、１人で歩く闇は新鮮だった。そこでふと思い出す。
「あ、そういや凛月、何にもしてこなかったな…」
春休みに入ってから数日が経ったが、ほとんど連絡も取ってないし、当然会ってもいなかった。家でぐーたら寝てるのだろう。そりゃ俺の誕生日くらい忘れてても仕方ないよな。だって凛月だもん。少し寂しい気持ちもあったが、そう心の中でごちて、闇の中を歩く。この闇も凛月と一緒なら大して恐怖を感じることもないのに、今日は何だか寒気がする。早く家に帰ろう。
家に着き、いつもより少し豪勢な晩御飯を食べ、少し落ち着いた頃にはもうすぐ日付が変わろうかという時間だった。明日も朝からバスケ部の練習がある。早く風呂に入って寝てしまおう。そう思い、風呂へ向かおうとした時、電話が鳴った。凛月からだ。
「は？え？何でこんな時間に…」
頭の中は疑問しかなかったが、とりあえず電話に出ることにした。
「もしもし？」
「あ、ま〜くん？おいーっす♪」
「おいーっす、じゃねえよ。どうしたんだよこんな時間に」
「とりあえず説明面倒だから家の扉、開けてくれない？」
「…もしかして…」
「ま〜くん、やっほー♪」
急いで扉を開けると凛月が家の前にいた。しかも機嫌が良さそうだ。何かあったのだろうか。いや、聞きたいのはそんなことではない。
「お前なあ…突然来るのやめろって言ってんだろ？」
「いや〜、今日は来なきゃダメでしょ？」
「今日？」
「はい、ま〜くんお誕生日おめでとう…♪」
そう言って渡された紫色の箱。透けている部分から覗いてみると、相変わらず凄まじい配色のケーキが入っていた。
「あ、ありがとな…」
「ま〜くんもっと喜んでよ〜、俺の新作スイーツだよ？」
「いや…なんかこの時間に来るとは思わなかったから拍子抜けしちまって…」
誕生日を迎えた時から思っていたもやもやを遠回しに伝えてみる。
「あーそれね、毎年１番最初に祝ってたから今年は誕生日の１番最後を祝ってみようかなあと思って」
「…………」
「ま〜くん？拗ねてるの？遅くなっちゃったから？」
「いや…理由がお前らしいなと思って…心配して損した…」
「なぁに心配って？俺がま〜くんの誕生日、忘れるはずないじゃん」
「そんなドヤ顔で言われても」
「あんなフラフラした生活してる俺がま〜くんの誕生日だけは忘れないんだから、逆に褒めてほしいくらいだよ」
「あーはいはい、ありがとうな」
ちょっと拗ね気味の凛月を宥めるため、頭を撫でようと手を伸ばすと珍しく凛月はそれを渋った。
「ま〜くん、今日は逆でしょ？」
そう言うと凛月は俺の頭をぽんぽんと撫で、
「ま〜くん、お誕生日おめでとう」
と改めて祝ってくれた。
普段フラフラしてるくせにこういう時だけ年上を発揮してきて、俺の誕生日は忘れない幼馴染。その事実が嬉しくて恥ずかしくて照れ臭くてくすぐったくて、俺は凛月から目線を逸らし、小さく「ありがとう」と呟いた。
こうして俺の長い１日は終わった。
